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文芸的な、あまりに文芸的な

人生にあるのは意味ではなく味わいだと私は思っている(谷川俊太郎)

宮台真司×二村ヒトシ『男女素敵化』講演会レポ in バレンタイン

ただの日記 レポ

www.france10.tv

に行くために久しぶりに下北沢へ。

講演会は午後七時からなのでそれまで渋谷。バレンタインデーのため街頭にはチョコレートの仮装(アポロやなんとかチョコの箱ね)をしたギブミーチョコレート野郎達がちらほらいて、それがごちゃごちゃしたシブヤの風景に馴染んでいてよい。

 

時間になったので下北へ。

会場について、用を足してトイレの個室から出ると、出会い頭に宮台が。宮台の著作はほぼ読んでいるがナマ本人をみるのは初。便所でみるのが初対面になるとは。どうでもいいけどさ。

会場は80人満員。8~9割男。大学生が多いのかな?まぁ平均30歳前とかそんなもんだろう。

宮台自身は女の子相手にした方が議論の実りが多いと思っているはずだが、実存に不安を抱える(?)宮台信者が今日の講演の相手だ。

 

で、肝心の講演内容、筆記具を忘れたのでメモとれず(おい)、誰か別の人がまとめてくれるのに期待して覚えてることだけ。

  前半部は「サヨフェミはクソ」。二村さんは「映画『マッドマックス』をやおいで読み解く(と楽しい)」なる文を書いたら、

【ELLE】【第19回】婚活女性も専業主婦もキャリアウーマンも必見! 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』|エル・オンライン

それがサヨフェミの逆鱗に触れたらしく、炎上したらしい。

宮台が「サヨフェミは社会がよくなれば性愛もよくなる(つまり幸せになれる)と信じているがそれは馬鹿。性愛の眩暈は言語領域(=社会)以前のプリミティブ(原始的)な領域だから」とサヨフェミのクソさを述べる。

まぁ「性愛は社会領域ではない」のは自明だし、宮台も著作に書いてたはずだし、私自身サヨフェミになんら興味ないので割愛。

 

 後半は、「社会と性愛は両立しえないのではないか」という問題。バクシーシ山下のAVはそのテーマが顕著だった。(詳しくない人は、どうみても実際のレイプにみえる「女犯」シリーズでググって。当時宮台は早い段階で、バクシーシを評価していた。そんでフェミから叩かれたらしい)

私も女優にしてください (¥800本 14)

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 また、ヴァンパイア映画「ポゼッション」(81)を引用し

(参考 ポゼッション(1981) のあらすじ ポゼッション(1981)|とし1のあらすじ)04の気ままに映画プログ2   )

ポゼッション デジタルニューマスター版

ポゼッション デジタルニューマスター版

 

社会とは<言語によって>成り立っているが、本来人間は(一万年前に)社会成立以前からもっている「非言語的な部分」が内蔵されている。

社会は、社会を成立(維持)させるために、その部分を人の中に押し込めているが、まれにそれを放出させてしまう人がいる。それが<ヴァンパイア>の寓話。

ヴァンパイア性は人間に備わっているが、それは社会によって抑圧されている。ヴァンパイア性を露出させた人間は、社会を営むのに不適合なので社会から排除される。

ベッキー不倫騒動、宮崎議員不倫騒動があれだけ炎上したのも、「社会性を帯びた」人々が、自分の中に(無自覚に)存在するヴァンパイア性を見せつけられたから、それによる過剰反応。

 

二村ヒトシがいう。「<斎藤環が述べてたラカン>を自分流に解釈すると、

人間には、満員電車に乗る奴(ラカンでいう『神経症』)、満員電車には乗るけど、裸で乗ってしまう奴(『精神病』)、満員電車に乗るし表向きは普通にふるまうが、陰で変態的なものに興じてる奴(『倒錯者』)がいる。

満員電車に乗る『神経症』(=社会に適応した奴)は、ガマンして生きてるから苦しむ。裸で乗ってしまう『精神病』は社会から排除されてしまう(これが<ヴァンパイア>である)。最後の『倒錯者』(社会に適応したフリをしているが、自分は<ヴァンパイア>だと自覚してる者)だけが社会をまともに生きられる。僕はそれを変態とよぶ」

 (詳しくは二村ヒトシの文 変態であること(3) 次の恋愛のための12のメモ   )

宮台が「社会はクソだから適合してはいけない。常に適合したフリしかない」とフォロー。近著『社会という荒野を生きる』でも書いてたね

社会という荒野を生きる。

社会という荒野を生きる。

 

 参加者の質疑応答

「私童貞なんですけど」という質問?に対しては、

くらもちふさこ『 海の天辺』や紡木たくホットロード』の少女漫画読んで、女の子が望んでる(かつ実際にはありえないと感じている、複雑な人間関係におけるロマンチズム)性愛を知れ」 (これも宮台は多くの著作に書いてる。少女漫画の極北という評価みたいだ)と、また

海の天辺 (1) (集英社文庫―コミック版)

海の天辺 (1) (集英社文庫―コミック版)

 
ホットロード 1 (集英社文庫―コミック版)

ホットロード 1 (集英社文庫―コミック版)

 

「現代はホモソーシャル的なコミュニティ(先輩たちに風俗つれてってもらうとか)がないから、それに類する人間関係(メンター)を努力して作るしかない」

他の質問に、二村が

「身体性は大事。みんな運動はしたほうがいい。男は括約筋を鍛えろ、肛門閉める訓練を」と。

他の質問者で私の隣の人…自己紹介でAV男優の森林原人氏だった。今まで気づかんかった(笑)

最後の質問の〆で印象的だったのが、宮台

「メンヘラに関わるのは時間の無駄。実りがない。数々のメンヘラを相手にしてきた私が言うのだから間違いない(笑)」

「ヴァンパイア的な人間と一度付き合うと、相手は『もうこの人以外とつきあいたくはない』と交換不可能性を得られる。ヴァンパイア的に光ってる人間が少ない(劣化した)現代だからこそ、ヴァンパイア的になった人間は強い」とのこと。

別の参加者のツイートから引用するが、

 がまとめになるだろう。  この記事が誰かの性愛の糧・知恵になれば幸いだ。

あと、これは記憶(と検索)だけを頼りに書いたので、細部間違いがあるでしょうけど、他の参加者で気づいた方がいたら補足・訂正してください

 

本日の名言:括約筋鍛えろ!肛門閉める訓練 を

追記 去年の『男女素敵化』講演会 ようつべにあった


宮台真司×二村ヒトシ講演会「希望の恋愛学を語る~男女素敵化計画」2014 02 14

さらに追記 公式が記事にしてました

「女性の解放された性欲を、男性が受けとめるのは美しい」宮台真司×二村ヒトシが語る、本来の性の姿 - ウートピ