文芸的な、あまりに文芸的な

人生にあるのは意味ではなく味わいだと私は思っている(谷川俊太郎)

この本を読んだ

若手歌人たち ~『桜前線開架宣言』山田航

山田航『桜前線開架宣言』という短歌アンソロジー本を読んだ。 桜前線開架宣言 作者: 山田航 出版社/メーカー: 左右社 発売日: 2015/12/24 メディア: 単行本(ソフトカバー) この商品を含むブログ (6件) を見る 副題に「Born after 1970 現代短歌日本代表」…

みなもと太郎『マンガの歴史』 トキワ荘と劇画の時代

『風雲児たち』で有名なみなもと太郎、 歴史に詳しいだけでなく昭和の漫画史にも詳しいとのことで、 『マンガの歴史 1』という本 岩崎調べる学習新書 (1) マンガの歴史 1 作者: みなもと太郎 出版社/メーカー: 岩崎書店 発売日: 2017/08/19 メディア: 単行…

夏目漱石『彼岸過迄』 ~近代的自意識に苦悩する男と、現実を生きる女

漱石は私の好きな作家だ。 漱石作品は基本的に新聞連載小説であるため、次の頁を早くめくりたくなるような話の展開なのがいい。漱石は、人間模様や会話もかなり上手い。 何より作品のテーマが「近代自意識という悩みと、それ以上に現実である女性関係」なの…

『エロ本黄金時代』にみる、伝説のエロ本ライター・奥出哲雄という男の栄光と転落

サブカル度数の高い傑作本を読んだ。 『エロ本黄金時代』(本橋 信宏,東良 美季)。 エロ本黄金時代 作者: 本橋信宏,東良美季 出版社/メーカー: 河出書房新社 発売日: 2015/12/02 メディア: 単行本 この商品を含むブログ (2件) を見る タイトル通り、「エロ…

山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』 ~地方で窒息するサブカル人と俺の上京

先月の読書会の交換本でもらって読んだ。「地方郊外のダルさ」を描いたファスト風土小説としてはてなでもかなり話題になったので、これは読みたいと思っていたのでうれしかった。 小説短編集・山内マリコ『ここは退屈迎えに来て』 ここは退屈迎えに来て 作者…

映画の興行収入と利益についての忘備録 吉田正樹「メディアのリアル」

吉田正樹「メディアのリアル」という対談本に、映画プロデューサ-の小滝祥平(映画『ホワイトアウト』のプロデューサー)との対談で、 メディアのリアル 作者: 吉田正樹 出版社/メーカー: プレジデント社 発売日: 2015/05/26 メディア: Kindle版 この商品を…